飲食店をやってます。

美味いモノ作って売ってりゃ客は来るし儲かる。そんな時代はとっくにおわりました。お店を運営していく中で思っている事を書いています。たまに全然関係ない事も書きます。笑

飲食店の予約台帳。



食べログの予約台帳かぁ、、、。

 
アレをみて改めてトレタが業界をリードしている、と言う事が浮き彫りになったわけですが。
 
 
ってかね。
よくよく考えるとすげー話なわけですよ。
トレタはぐるなび食べログホットペッパーを相手にしてトップシェアを維持している訳です。
設立2年のベンチャー企業を、三大グルメサイトが血眼になって追いかけてる訳です。
 
トレタの早期契約店舗としては鼻が高いですね。
ただ、嬉しい反面、非常に複雑な心境と言いますか。
と言うのも。
これで大手三社とトレタの連携はなくなったのかな、と。
 
トレタ以外はグルメサイトなんですよね。
既に媒体を持ってる訳です。
 
ですから恐らく、食べログが作る予約台帳にぐるなびのオンライン予約の内容は反映されない。
もちろん逆もしかり。
その他サービスも同様です。ぐるなびの予約台帳が拾ってくれるのはぐるなびのオンライン予約だけ。食べロクも恐らくそう。
 
つまり僕たち飲食店は、その台帳を使う事を決めた瞬間から他の予約サービスは使えなくなる(使いにくくなる)わけです。
これまで同様アナログに管理するしかない。
 
具体的には。
例えば食べログの台帳を使うとして。ぐるなびのオンライン予約が入ったら確認のメールをチェックして、台帳に手入力。
予約を受けられない日が出来たら、ぐるなびの管理画面にログインしてその日のオンライン予約受付を止める。メールに気づくまではWブッキングのリスクにさらされる。
そんな事を毎日リアルタイムで行う訳です。
 
グルメサイトを鞍替えする場合、台帳も鞍替え。リアルタイムで予約受付をしている中でのエクスポートとインポート作業が待っている訳です。 
 
グルメサイトが提供する予約台帳を使うと言うのは、そのグルメサイトと心中するつもりじゃなきゃ出来ないと思う訳です。
 
一方トレタは媒体を持っていない。
ヤフーを初めとしたグルメサイトとの連携が集客の主軸になるわけです。
だからこそパワーがある媒体との連携が必要なわけです。
一方「どこにも属していない事、媒体を持たない事」は最大の武器でもある。
 
ヤフー、ぐるなび食べログのオンライン予約全てがトレタと連携し、どれかで予約が埋まったら自動的に他でも予約が取れなくなる。
そんな夢のような環境を実現出来る可能性を秘めているわけです。
 
だからこそ。
本当はぐるなび食べログホットペッパー、どれかと、もしくは全てと連携して欲しかったんですよねぇ、、、。
 
 
現在ヤフー以外にも数社のグルメサイトがトレタと連携していますが、現状では他のサービスはウチには向かないかな、と思っていますし、そうでなくとも先述の三社と比べると見劣りするのは致し方ない事です。
 
この三社の中で連携先がぐるなび以外だったら主軸をそっちに鞍替えする事も辞さないつもりで静観していたのですが。
 
3者とも自社で台帳作っちゃったと言う事はトレタとの連携はないかなぁ、、、と。 
 
三社の中でトレタとの連携があるとしたら食べログかな、位に思っていたのですけどね。
 
残る望みはグルメサイトじゃありませんが、コーポレートマークの色がトレタと似てる某企業も飲食店の予約やってるからそこが最後の望みかな、とw
 
ずっと前から先述の3社を合わせた4社の中ではそこが一番可能性高いと予想してるので、楽しみに吉報を待つ事にしますw
 
それとも先述3社とのミラクルが待っているのでしょうか。