飲食店をやってます。

美味いモノ作って売ってりゃ客は来るし儲かる。そんな時代はとっくにおわりました。お店を運営していく中で思っている事を書いています。たまに全然関係ない事も書きます。笑

なぜトレタを導入したか。



予約台帳サービス「トレタ」がサービスリリース2周年を迎えたそうです。

リンク先を見ていただければその成長の凄まじさがわかると思います。
 
ウチのお店はこのタイミングで導入し、今に至ります。
Facebookで確認したら18日に何台かのiPadにトレタをインストールしている画像をアップしていたのでこの数日後には導入を始めていたはずです。
 
節目と言うことで導入した時の状況や考えを書いておきたいと思います。
 
初めに中村社長からお話を頂いたのはこの年の夏でした。
自分としては「これは導入したい」と考えたのですが、使うのは店長を始めとした現場のスタッフたち。彼らの理解なくして導入、活用はあり得ません。
と言う事でわざわざ社長がお店に来てスタッフ達にプレゼンして下さいました。
 
社長がお帰りになった直後。
「ぶっちゃけどーよ?」
と身内だけで本音ミーティング。
 
一様に口から出て来るのは「高い」と言う感想。
これまでコピーの裏紙で済ませていた予約台帳を、なんでわざわざ何万円もするiPadを買い、毎月お金を払ってまでデジタル化するのか。
 
ウチはそんなに予約が殺到するような繁盛店じゃありません。「予約の管理大変だわー!」なんて思うのは年に数回です。
 
なのになんで?と言うのが彼らの率直な感想。
今思うと僕がApple製品が好きなので「またなんか始めたよ、、、ただiPad使いたいだけじゃん。公私混同じゃないの?」みたいなバイアスもかかっていたような気もします(笑)
 
 
僕がトレタを導入しようと思った理由は。
一言で言えば顧客管理が出来るからです。
 
顧客管理はリピーターの方たちへの販促じゃないか。
そう思ったからです。
 
飲食店が行う販促にはお客さんの段階によって何種類かあると思います。
 
1、新規の方を来店させるための販促
2、初めて来店してくださったお客さんに再度来店していただくための販促
3、リピーターの方たちが継続して来店してくださるための販促
4、最後に来店してから時間が経過している方への販促
 
などなど。
それぞれ有償、無償、アナログ、デジタルなども含め様々な施策がありますし
段階も細分化すればまだまだたくさんあるでしょう。
 
ウチを含めた飲食店はぐるなびを始めとした新規客への販促。1にお金を使うことにはすっかり慣れてしまっています。2もスタンプカードとかかな(ウチはやってませんが)。それなりにやってます。
 
ところが3に関しては以外とお金を使わないんですね。
お礼のハガキとかそんな程度。
(誤解がないように言っておきますがお礼状はすごく大切だと思います。ここで言っているのはお金の部分です。人が動くと言う意味で厳密にはお金がかかっているのですが、ここではとりあえず考えません)
 
よくこの世界では「新規顧客を取り込むよりも既存顧客をフォローした方が手間もお金もかからない」
と言われます。
確かにそうかも知れません。
 
でもだからお金を使わなくて良い、と言うワケではないんじゃないかと思うのです。
むしろ、だからこそちゃんとケアしていきたい。
 
そう思って、グルメサイトを1つ解約し、トレタと契約しました。
“販促”にかけている予算は同じ、と言う解釈です。
 
とは言え。
これまでの2年は顧客台帳を充実させつつ、これをどう活かしていこうか思案しながら使っていました。
そろそろ“予約台帳”→“顧客台帳”→“販促ツール”と言う順番で少しずつ駒を進めていきたいと思っています。