飲食店をやってます。

美味いモノ作って売ってりゃ客は来るし儲かる。そんな時代はとっくにおわりました。お店を運営していく中で思っている事を書いています。たまに全然関係ない事も書きます。笑

POSレジを替えようかと思う。 その1



この数ヶ月、POSレジおよびハンディターミナルを3店舗全てで取り替えようと策略している。

一番の目的は既存のモノからランニングコストがより安いものへのスイッチ。

 

当然タブレットスマホ系のサービスになるわけで、この数ヶ月でいろんなアプリをDLしては移動中やらトイレの中やらでいじくり回していた。

 

実は昨年、試験的に某企業のPOSのベータ版を導入してみた事があった。

その時はベータ版を実際の店舗に導入し、店側、現場スタッフ側のフィードバックが欲しい、と言うご相談だったので格安での導入という点も相まっての導入。

 

結果としてはあまりの低いクオリティと、更新の遅さに現場から悲鳴が上がり、半年~1年は使う予定だったのがたったの2ヶ月で幕引きとなった。

 

現場スタッフたちにはエラい迷惑をかけたなぁ、と反省しているのだけれど、

その2ヶ月で、僕は思いきりハンディシステムやPOSレジの事を考えまくっていた。

 

そもそもこのレジ、ハンディはどこがなんで使いにくいのか。

ではどんなレイアウトであって欲しいのか。

どんな機能が欲しいのか。どの機能はいらないのか。

 

営業中はもちろんあらゆる時に時間を見つけてはハンディ用アプリをいじり倒し、

思いつくままに改善点を羅列していった。

営業が終わったら店長を始めバイトスタッフにもヒアリングして、何がどうダメなのか聴いて回った。

ある程度まとまってきたら、「きっとこんなレイアウトなら使いやすいんじゃないか」

と画像付きで企業の担当者にプレゼンしたほど。

 フィードバックこそ僕たちが求められているモノだ、と言う意識と、

それが反映されて行き、クオリティが上がっていけば、最終的には現場のスタッフたちのサポートに繋がる。そう思っていたから。

 

結果として僕たちの意見は大して反映されず、依然として使いにくいままだったので先ほど書いたような結末を迎えたのだけれど、

この時の「POS,ハンディの事を考えまくった経験」が僕の中で糧になっていた。

それを今痛感している。

無駄な経験なんてないもんだ。それぞれの経験をどうとらえるか、

と言う本人の意識の問題だけ。

 

その後どんどんと類似サービスを提供する企業が出てきたし、既存の企業はどんどんとサービスのクオリティを上げてきた。

当時いろんな事を考えたからこそ、それがよくわかる。

 

これはもしかしたらウチにぴったりのモノが見つかるんじゃないか、と思い立ってリサーチを始めたのが今年の2~3月。

そんなにたくさんのサービスに触れた訳ではないけれど、

それぞれの企業のUIや力を入れている部分を観ると、向かっている方向が見えてきてとてもおもしろいし勉強になった。

 

ここでいったん区切ります。