飲食店をやってます。

美味いモノ作って売ってりゃ客は来るし儲かる。そんな時代はとっくにおわりました。お店を運営していく中で思っている事を書いています。たまに全然関係ない事も書きます。笑

例のブロガーイベントの騒動を横目で見ていて思う。



最近話題になっている、ブロガー“イベント”の騒動。

 

ざっくりと言うと

「お金を取っている以上はもっと真剣にイベント作りに取り組むべき」

「お金を取っていなくても人を呼び、その人の時間を拘束する以上は真剣に取り組むべき」

 

と言う事でしょうか。

 

イベント自体を非難した参加者の方のブログ、

イベント主催者側の反論ブログ等々を読んでいて、

近い間隔を自分も体験していたのを思い出しました。

 

数年前に一世を風靡した

グルーポンを代表としたフラッシュマーケティングです。

 

フラッシュマーケティングが日本に上陸してから気になりつつも1年以上静観していました。

とは言え一度どんなモノか体感してみたいな、と言う事で一度だけ掲載した事があるのですが。

 

クーポンの内容をどうするかで悩みました。

ぐるなび等のクーポンと今回のフラッシュマーケティングのクーポンをどういう風に棲み分けするか。

 

それをずっと考えているウチに色々と見えてきました。

ぐるなび等のいわゆる一般的なクーポンは、無料で配布されているモノ。

・フラッシュマーケティングのクーポンはお得ではあるけれどお客さんが事前に決済し,購入してから持ってくるモノ。

 

これが何を意味するか。

どう考えてもお金を払っているモノの方が期待値は大きくなるでしょう。

それを上回る事が出来ないとやる意味がないわけです。

 

従来のクーポンを店に持参し、クーポンで無料になるサラダがキャベツの千切りに出来合いのドレッシングをピピッとかけただけのモノが出てきたとしても。

もちろん不満は感じるかも知れませんが、根底に

「まぁクーポンで貰える商品なんてこんなもんだよねぇ」と言うあきらめみたいなモノがあるのですが、

フラッシュマーケティングのクーポンの場合、

少なくとも定価の50%オフである以上、最低でも支払った金額以上のモノが提供できないといけないのです。

 

このプレッシャーが重たかった。

こんなに温度差があるモノなのに同じ“クーポン”と言う言葉でくくられてしまっている,と言う事に気づいた時に、フラッシュマーケティングの難しさに直面した気がします。

 

我々飲食店側とお客さん側ではまるで感じ方が違うはずなのです。

フラッシュマーケティングを利用したお客さんの反応がネガティブなモノばかりである理由は実はそこにあるんじゃないかと思います。

「お金を払った割りには、、、」という感じと言いますか,そう言うフィルターを通して評価されている気がします。

 

お金を頂いている、と言う事。

これは通常の営業でも忘れちゃいけない、良い意味でのプレッシャーは感じ続けていかなければならないなぁ、と改めて感じました。

 

イベントを開催するという事は人の時間を預かるということ→あまりにも素人仕切りの【第22回東京ブロガーミートアップ】 : たのっちのぶろぐ by @tanocchi

 


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