「スマホを使ったPOSレジ」に思う事。_2
ずっと準備を続けていたPOSレジですが、
先日の記事の日に1店舗目の導入が完了致しました。
まーそれはそれは色々トラブルがありまして。
今現在もその修復に追われていて寝付きが悪い事この上ありません(涙
それについてはまたその内気が向いたら書きます、、、。
さて。
先日から引きずっている「スマホを使ったPOSレジ」の何がウチのお店に合わなかったのか、と言うお話の続きを。
Part1はこちら
「スマホを使ったPOSレジ」に思う事。 - 飲食店をやってます。
色々とコメントを頂いていたのでそれに対する感想を書きました。
こちら
「スマホを使ったPOSレジ」に思う事 〜お返事的なモノ〜 - 飲食店をやってます。
大事な事なので時々ぶりかえしますが、僕はスマホやタブレットを使ったPOSレジが導入出来る日を楽しみにしています。
否定するつもりは全くありません。
現段階は黎明期であって、現段階ではウチのお店には向かなかった、と言うだけの話です。
これからどんどん良くなっていく。その間にハードの進化も進む。
いつか導入したいと思っています。
では続けて行きます。
3,スマホ独特の挙動
ここまで繰り返し僕が気にしているのは操作のスピードだと言う事はお察し頂いている事かと思います。
これもひとえにお客さんのテンポについていくためなのです。
そこでネックになるのは誤操作なです。誤操作をすると「戻る」や「修正」と言う作業が必要になり、スピード的な意味では結構なダメージになります。
つまり誤操作しにくいUIであって欲しいのです。
ところがスマホ独特の挙動が誤操作を誘発します。
商品を探しやすくするため、カテゴリ分類をしたりするわけですが、
カテゴリが多くなりすぎると、お目当ての商品が入っているカテゴリを探すのが大変、なんていう本末転倒な事になってしまいます。
また、経験からもカテゴリが多くなると商品を探すのが大変になります。
例えばノンアルコールビールを探そうとした時。
ビールカテゴリに入っているのかソフトドリンクカテゴリなのかがわからなくなってしまい、空振りしてしまうんですね。
これも先述の誤操作のひとつです。
「あれ?ここだっけ?こっちだっけ?」なんてやる事になってしまいます。
それならカテゴリを少なくして1カテゴリの中に含まれる商品数を多くすれば良いわけですが、そうすると今度は1画面に収まりきらなくなります。
その場合どうするか。
画面をスクロールさせれば良いんですね。
そうすればいくらでも商品を増やす事が出来ます。
ところが。
このスクロールがくせ者です。
普段スマホを操作する時には何も問題ありませんし、便利ですよね。
しかし。みなさんスマホを人のテンポに合わせて操作した事って余りないと思うのです。
人のテンポに合わせて急いでスマホを操作すると何が起こるかと言うと。
タップが反応しないのです。スクロールが完全に停止しないとタップは認識してくれないんですね。
スクロールを完全に止めるには一度タップするかスクロールが止まるまで待つか、だと思うのですが、逆にスクロールを止めるつもりのタップが認識されてしまったり、と言うケースも。
これが想像以上のストレスになります。
また、スクロールは当然ながら無段階なので、特定のボタンの場所を覚える事が出来なくなるのです。
「この商品はこのカテゴリの左下」等という覚え方がしにくいんですね。
ですから毎回探す。つつーっとゆっくりスクロールさせながら。
見つけてタップしてもスクロールが止まっておらず反応しない。
あれ?っと連打すると余計に反応してしまい、修正作業が必要に。
パソコンのキーボードのボタン配置が毎回違ったらスムーズにタイプ出来るハズありませんよね。似たようなモノだと思います。
画面単位のスクロールにすべきばいいのに。
スマホのホーム画面の様な感じですね。
縦スクロールでも横でもどちらでもいい。
上下(左右)にフリックすると1画面分一気にスクロール。
それならスクロールが止まらずタップが認識されない事もない。
「○○カテゴリの2画面目の左上」などと場所を覚える事が出来る。
なぜそうしないのか不思議なくらいです。
と、ここ1年間で色んなスマホを使ったPOSレジに触れてみて思った部分を書いてみました。
もちろん各企業それぞれ特色があります。
全てのサービスがここに書いているような問題を全て抱えているわけではありませんが、これらのどれかが当てはまり結局ウチのお店の営業には向かない、と結論づける事になりました。
ではなぜ、僕が求めている様なサービスは(現段階で)存在しないのか。
(僕が知らないだけかも知れませんが、、、)
また近日書いてみたいと思います。