飲食店をやってます。

美味いモノ作って売ってりゃ客は来るし儲かる。そんな時代はとっくにおわりました。お店を運営していく中で思っている事を書いています。たまに全然関係ない事も書きます。笑

今月からレジを交換します。



 

約1年ほど前からレジを交換しようかと思い立ち、リサーチを始めましたが、

ついに交換する事にしました。

 
理由は色々あるのですが、1番の理由は今使っているPOSレジが期待していた、予想していた進化をしないであろう、と判断したのが1番。
次に(その進化をしないのならば)値段が高い。
 
と言うことで選定を始めました。
 
第一に調べ始めたのはタブレットスマートフォンを使ったレジシステム。
なぜかと言うと。
・ランニングコストが安いサービスが多い。
・端末の価格が安い
と言うコスト面のメリットが高い点と、
・アプリのアップデートと言う形で今後も進化を続ける事ができる。
・本体(タブレット)、ハンディ端末(スマートフォン)それぞれに他のアプリを追加する事で様々な事ができるようになる。
とより今後の進化が出来る、と言う点。
 
大きく分けるとこの二つ。
 
コスト面
ウチの店はたかだか3店舗しかないので、データと言ってもたかが知れているし、
集まってきたデータを分析し、情報として活用する知識を持った人間もいないので、データ収集などに関してはそれほどこだわっていません。
高価なサービスはその辺にこだわっているものが多く、情報分析などの部分だけを考えるとウチにはオーバースペックなのです。
だったら安いものでいい。と言う考え方でした。
数十万円するのが当たり前のPOSレジ本体に対して数万円のタブレットが本体に。
ハンディ端末も専用端末は10万円以上するのが当たり前の中スマホ(iPodtouch)は数万円。
また、急な故障の際などに家電量販店に走ればすぐに新しい端末が手に入るのもありがたいですね。
 
進化面
期待していたのはこっちが大きかった。
ハンディをスマホにする、という事はホールに入るスタッフ全員がスマホを持っている、という状態になる事を意味します。
 
ホールが全員持っている端末にどんなアプリを入れるか。
お客様の情報や、店の状態を共有したり、アルバイトスタッフからの情報を吸い上げる事が簡単になる。
何かあったら写真を撮っておいてくれ、と言えるしこちらから写真を見せる事もできる。
なんて色々と夢が広がっていました。
 
ところが実際探してみるとなかなかコレと言うのが見つからない。
最大のネックはハンディ端末の使い勝手。
 
実は本体よりも使い勝手。ユーザーインターフェースが重要なのはハンディ端末だと思っているのですが、どのハンディ端末もオマケの感が拭えない。
 
どのサービスも本体のUIや分析機能を自慢しているのですが、ハンディ用アプリに関してはそれ程多く語らないのです。
でもよく考えていただきたいのですが、店の営業に大きく影響を与えるのはハンディの使い勝手です。
1日に何十回も、ホールスタッフの全員の延回数では数百回お客さんの目の前で操作するのです。
レジを操作するのは1組に対して1回のみ。
ハンディ端末と連動して使っているのなら、お会計金額等はすでに計算が完了していますので、操作はほとんどしません。
「幾らです」と伝え、お金を預かり、お釣りをお渡しするだけです。
 
僕は使いやすいハンディが欲しかったんです。
ホールに立つスタッフたちのサポートがしたかったのです。
色んなレジアプリを試しましたが、本体の方はろくに触らず、対応するハンディアプリの方ばかりチェックしていました。
 
しかし、ウチのお店に適しているものは結局見つかりませんでした。
 
 
結局今回導入するのは専用端末。
僕が求めるモノをほとんどかなえてくれるのは専用端末だった、と言うのがこの1年間色々とリサーチした結論でした。
 
本当は、上に書いた様々な理由でタブレットスマホのシステムを導入したかったんですけどね。
 
次にウチがレジの交換を検討するころには、導入店舗からのフィードバックを元にどんどんブラッシュアップされた洗練されたモノが各企業から出来ているのを楽しみにしています。
 
続きを書きました
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